2025年9月27日土曜日

Brackeys Game Jam 2025.2 お題「RISK IT for the BISCUIT」の一週間ゲーム制作を振り返る

 Brackeys Game Jam 2025.2 お題「RISK IT for the BISCUIT」に参加しました。一週間の間、何をしたか書いてみた。


制作期間

2025年8月24日〜2025年8月31日


Day 1

制作開始。まずは「RISK IT for the BISCUIT」の意味を調べた。「ビスケット」という言葉が入っているが、実際には「大きな報酬を得るためには危険を冒さなければならない」、つまりハイリスク・ハイリターンの意味だと分かった。ただビスケットをモチーフにするのはありだと思ったので、ハイリスクハイリターンだけどビスケットが関係するゲームにしたいなと考える。

それを踏まえてひねり出したアイデアたち
  • ビスケットを武器に戦うマルチプレイゲーム。まずプレイヤーはビスケットを作る必要があり、時間をかけるほど強いビスケットが完成する。ただし作っている間無防備なので、大きなビスケットを作って一気に大ダメージを与えるか、小さいビスケットをいっぱい作って徐々にダメージを与えるか決めるなど戦略性がある。
  • 宇宙のビスケット集め。宇宙に漂っているビスケットできるだけ多く集めるゲーム。遠くに行けば行くほどたくさんのビスケットを集められるが、スペーススーツの酸素が切れるとゲームオーバーになるので考えて集める必要がある。ビスケットを集めるとレベルが上がり、残り酸素量が増える。
  • ビスケット手裏剣バトル。手裏剣と間違えてビスケットを持ってきた忍者が最強殿様軍団と戦う、ハチャメチャアクション。
  • 世界崩壊ビスケット。主人公は女神のたまご。手元には小さな地球と文明に対応したビスケットがあり、それを食べるとその地域の地球が崩壊する。一つの地域が崩壊すると他の地域の情勢が変化するので、それぞれの地域の情報をみながら、不安要素のある地域を崩壊させ、地球の完全崩壊を防ぐゲーム。残った文明でエンディングが変わる。
いつもだったら「宇宙のビスケット集め」を選びそうだが、いつもと違うことがしたくなったので「世界崩壊ビスケット」案を選択した。

Day 2

「世界崩壊ビスケット」のアイデアを元にゲームを考える。内容は変わってしまったがこんな感じになった。
  • 主人公である女神のたまごはお菓子の素材でビスケット星を作る事に。
  • 作った星はターンごとに発展し、ターンが経てば経つほど能力が上がる(限界あり)。
  • 成長した星を食べると女神の能力があがるので星をすぐに食べるか限界まで待つかは女神次第。
  • 一定のターンが過ぎると星を作るにはまだ早いと女神の家族が戦いを挑んでくる。勝てば次に進めるが負けるとゲームオーバーなので星を食べるタイミングが大事。
  • ラスボスは成長した星が発展し、宇宙まで来た星の住人。

Day 3

女神のアイデアを「ヘンゼルとグレーテル」にモチーフを変更した。
  • 主人公であるお菓子魔女は妖精のためにお菓子の家を作ることに。作成した家によって入る妖精の数、種類が変わる。
  • 夜になると、正体が悪い狼の魔女である主人公は、お菓子の家を妖精ごと食べて能力を上げていく(バトル要素あり。)赤い妖精は攻撃、青い妖精は防御、緑の妖精が回復力など色でどの能力があがるかわかる。
  • ターン(日数)を進めると行方不明になった妖精を探すため、捜索隊が現れるようになる。(ボスバトル)勝てば次に進めるが負けるとゲームオーバーなるので、捜索隊がくるまでうまく能力を上げる必要がある。
  • ラスボスは主人公は狼の魔女ってことでおばあちゃんが食べられ復讐しにきた赤ずきんということにする。(隠れモチーフに赤ずきん使用)

Day 4~6

作るゲームが定まったので、本格的にゲーム制作開始。空プロジェクト作成。お菓子魔女、妖精たち、お菓子の家のデザインを描いたりした。その絵たちをとりあえず、プロジェクトに組み込む。

あきらかに時間ないのでとりあえず、
  • お菓子の家を一種類作れるようにする
  • お菓子の妖精が確率でお菓子の家に入るようにする
  • 夜に食べる家を決めて妖精とバトルし、勝つと能力を得る
の流れを作り、余裕あればその他の要素を入れることにする。

Day 7

昼の6時までゲームを作り、絵はまだドラフトだったがとりあえず遊べるレベルになったので作品をSubmit。しかしブラウザ上でテストプレイすると、ボタンがなぜか動かないバグが発生。期限ギリギリまでがんばったがバグが直せず泣く泣く"Leave Jam"を押す。

ゲームを出せなかったと落ち込んでいたが、実は参加したままだったことが発覚。どうやら仕様上、一度SubmitするとLeave Jamを押しても参加状態は維持されるようだ。

締め切りが過ぎてもどうやらゲームファイルはまだアップデートみたいなので、いつまでできるかわからないが早速バグ修正開始。

結果、ブラウザ上でFungusのifが全く機能しないことが判明(Unity 6000.0.55f1)。Editorでは動いてたのに。ifを削除してもゲームが成り立ったので、その部分だけ消してアップデート。間に合った。


結果発表


結果は以下の通りです
  • Innovation 1104位
  • Audio 1267位
  • Theme 1303位
  • Overall 1427位(2294位中)
  • Gameplay 1475位
  • Visuals 1505位
  • Enjoyment 1631位

今回はInnovationとThemeが比較的高めで評価されたようです。
全体としては未完成部分も多いので順位自体は低めでしたが、いただいたコメントを読む限りコンセプト自体は悪くなかったのかなと思いました。


今回よかった事

  • ゲームを投稿できたこと。

次回やってみたい事/気をつける事

  • 結果的にやりたいことの20%ぐらいしかできなかった。
  • 一人で制作する時、アイデアが思いつくのに時間がかかりすぎる&壮大になりすぎている気がするから、もっと小さいゲームを作ることを心掛ける

さいごに

今回はバグや時間不足で思い通りにいかなかった部分も多かったですが、それでもアイデアを形にしてゲームを提出できてよかったです。そんな「SWEET HOUSE REAL ESTATE TRAP」をぜひ遊んでみてください!

SWEET HOUSE REAL ESTATE TRAP




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