2022年9月24日土曜日

開発記録:unity1week「ためる」の一週間ゲーム制作

unity1week「ためる」に参加しました。一週間の間、何をしたか書いてみた。

今回制作したゲーム


はじめに

unity1week「ためる」に参加しました。一週間の間、何をしたか書いてみた。

9月5日(月)

まだゲームジャムの存在を知らない。

9月6日(火)

偶然unityroomでゲームジャムを開催している事を知り、参加することに。

アイデア出し開始。とりあえずノートを出し思いつくまま書き出す。

書いたもの、例

◯◯をためる。〇〇に適当な言葉を入れてみる
  • メールをためる。
  • ゴミをためる。
  • ストレスをためる。
  • お金をためる。
  • 電気をためる。
  • 涙をためる。
  • 宿題をためる。
言葉遊び。言葉を足して新しい言葉を作る。
  • あた「ためる」
  • か「ためる」
  • 「た」か「める」
  • 「た」の「める」
反対語から考える「ためない」。
  • メールをためない。メールをためすぎたらゲームオーバー。
  • ゴミをためない。ゴミをためすぎたらゲームオーバー。掃除ゲーでありそう。
  • ストレスをためない。ストレスをためすぎたらゲームオーバー。
  • お金をためない。お金を貯めたらゲームオーバー?お金をためたらダメって状況があるのか?
  • 電気をためない。電気をためたらゲームオーバー。電気をためすぎたら爆発するとか?
印象として、ためない系はためる系より結構ゲームアイデアが思いつきやすい。ただし思いつくのはためたらゲームオーバーになる系のゲームばかりだが。

以前作ったゲームから考える
  • 過去に作った「Rice Ball Summer」の集めた海の幸を頭の上に乗せる、乗せれば乗せるほど足が遅くなるメカニズムが「ためる」っぽい事に気が付く。
  • 海の幸のかわりになるものを探す。できればBlenderで簡単に作成できるものがいい。たまごに決定。
  • たまごなら場所は牧場。たまごなら敵はニワトリとどんどん決まっていく。
今回作るゲームは
  • 牧場主がたまごを集めるゲーム。
  • たまごを集めて卵回収機の所まで持っていくとたまごに応じてスコアゲット。
  • ニワトリは牧場主を見ると突進してくる。ぶつかると今持ってるたまごを落とす。
  • たまごを拾えば拾うほど足が遅くななる。その分ニワトリの攻撃をよけるのが難しくなる。
  • 牧場から遠いほど強いニワトリがいる。
に決定。

他にも
  • 寝てるニワトリを起こさないようにしのびあしモードを搭載。
  • 集めたスコアに応じて牧場/たまご回収機を豪華に。
  • たまごを孵化させてひよこを味方に。
  • 高い場所にあるほど価値の高いたまごがある。ただしジャンプでしかいけない。
  • たまごレーダーでたまごとニワトリの場所がわかる
などのアイデアがありましたが、おもしろそうだけど難しい、もしくは時間がない、そもそもアイデアが悪いなどの理由でボツに。

9月7日(水)


作るゲームが決まったので、まず作るためにはどんなものが必要かどこまで自分で作るか決める。

まずは絵的に必要な物をリストアップ。
  • たまご、いろんな色のたまごが欲しい。絶対Blenderで自作する。
  • 牧場主、一人でおk。自作したいけど…やっぱりUnityAssetStoreで探す。
  • ニワトリ、たまごに応じて複数必要。UnityAssetStoreで探す。
  • 牧場系の背景。UnityAssetStoreで探す。
たまご以外は他の場所から借りることは決めていた。本当は絵も全て自分で作りたいけど、時間がない+自分が作るものより他で借りた方が絶対コスパ&クオリティが高いという事実(泣)。あとUnityバンドルでアセットめっちゃ買ったので有効活用したいという目的も。

BGMは絶対借りる。自分で作らない分、選曲は命をかける。SEももちろん借りる。

Unity3Dのプログラミングまだ経験が浅いので使えそうなAssetsがあればどんどん使っていく。

これらの情報をベースにGoogleSpreadSheetを使ってタスクリスト作成。前回初めてのゲームジャム(unityroomとは別の)でタスクリストのありがたみがわかったので今回も採用してみた。




タスクリストのスクリーンショット。
当時のものがなかったので現在(2022/09/24)時点の物を見せる。

9月8日(木)


ゲーム制作の下準備開始。
  • Unityroomの登録
  • Unity Project作成
  • BitBucket使ってプロジェクトのバックアップ
  • UnityAssetStoreで必要そうなものをリサーチ
    • 必要なら購入も検討

9月9日(金)


本格的なゲーム制作開始。
タスクリストを見ながらどんどん進めていく。

まずはBGM探し。モチベーションアップ、最終的にどんなゲームになるかイメージしやすくするため、いつもメインの曲はあらかじめ決めてから制作するタイプ。DOVA-SYNDROMEさんのサイトに行って卵関係の曲を探し出す。

Unityでタイマーとスコアとゲームオーバーのクラスがちゃんと動く事を確認するため、3秒以内にクリックするゲームを作る。


Blenderでたまごの3Dを作る。Sculpting ModeとKnifeツールを使えばそれっぽいものが作れた。





UnityでMaterialを付けてたまごの色違いを作成。


この時点で体力がなくなりこの日は寝た。本当はもっとがんばりたかったのだが上の事をやり遂げるだけでも相当調べたりと大変だった。まずい、間に合わないかも不安に思いつつ体力を回復させるため寝る。

9月10日(土)

ニワトリの3Dを探す。
  • Meshtint Free Chicken Mega Toon Series。リサーチ時に見つけたもの。ニワトリさんがめっちゃかわいい。
  • Simple Farm Animals - Cartoon Assets。バンドルで購入済みだったものを使用。
    • ニワトリ白の色違いである茶と金は元のアセットにMaterialなどを追加したりなどをして変更。


牧場主の3Dを探す。
  • Simple Farm - Cartoon Assets。思い切って買ってしまった。ついでに背景素材もここでゲット。
Starter Assets - Third Person Character Controllerを使用し、主人公を動かせるところまで作成。デフォルトの3Dから使いたい3Dキャラの差し替え、アニメーションがなぜか動かなかったりとなかなか大変だった。

主人公が思った通りに動いた瞬間。嬉しさのあまりヒャッホイしている。

卵を割るアニメーションをUnityで作成。たまごを落とした時に使用する予定。


スクショではわからないがコード内ではGameManager、Player、Egg、Chickenクラスなどどんどん追加中。アニメーション関連は完璧。

9月11日(日)


朝から頑張って昼のぐらいにメインの部分であるたまごを集めてたまご回収機でスコアゲットの部分が完成。


この調子でニワトリの部分の完成。ニワトリは空飛んだりと結構バグ多かったけど今はそれでおk。ゲームシステムが完成したので急いでステージ作り。たしかこの時5時ぐらいだったはず。

手動で卵を配置する時間がなかったのでニワトリを配置し、ゲームスタート時にニワトリの周りにたまごを何個か産んで、時間がたったら更にたまごを産むようにコードを変えたら案外いいかんじになった。

7時ぐらいまでテストプレイし、現時点で改良できるところを探しまくる。
  • スコアの変更。白1、茶2、赤5、黒10、金100から白と茶1、赤と黒3,金10点に変更。でないと金のたまご一直線になるため。
  • プレイヤーが万が一ステージ外に落ちた場合、戻ってこられるように修正。
  • たまご回収機の場所がわからなくて迷子になる事があったので画面外でもわかるよう矢印を表示させた。「Off Screen Target Indicator」を使用。

ゲームを提出。間に合ってよかった。

ゲーム提出後

二日後ぐらいにあらためて自分のゲームをプレイしてあまりの遊びづらさに泣いた。他の人のTwitter見て提出後もゲームをアップデートしてもいい事に気がついて、どんどんアップデートしていった。

  • まずはマップサイズの変更、それにともないニワトリの出現場所を変更。空飛ぶチキンバグも気になっていたので直した。

Before
わかりづらいがマップかなり大きい。奥まで行って卵回収機に戻るまで結構時間がかかった。

After
改良したマップ。卵回収機に戻るのがかなり楽になった。
強いニワトリが左と右の奥いたけど消去、
なのでスコアが高いたまご&強いニワトリは奥の方しかいない。

  • カメラの位置と向きの変更。以前は真後ろにカメラがあって非常に遊びづらかった。
Before
たまご、ニワトリの場所が近づくまでわからなかった。

After
たまご、ニワトリの場所が一目瞭然。

  • ニワトリがたまご回収機に近づきすぎた場合、元の場所に帰るように変更。これでニワトリがランダム移動でたまご回収機の中をうろつくこともないし、主人公を追ってきたニワトリもある地点まで行くと途中であきらめるようになった。
などやり残した部分をどんどん追加していった。

最後に


ゲームジャムやってる間めっちゃ大変だけど、今はやってよかった思う。
また次回あればまた挑戦したい。






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